ジブラルタルとは?作り方や美味しい飲み方を解説

ジブラルタルとは

コーヒーの新しい楽しみ方を探している方に、ジブラルタルをご紹介します。エスプレッソとミルクを絶妙なバランスで組み合わせたこの飲み物は、濃厚さと甘さが特徴的です。カフェで人気の味を、自宅でも簡単に再現できる方法をお教えします。

Joe

ジブラルタルを覚えて飲んでみよう

目次

ジブラルタルとは

ジブラルタルとは
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ジブラルタルは、エスプレッソとスチームミルクを使った魅力的なエスプレッソドリンクです。濃厚なエスプレッソと滑らかなミルクのバランスが特徴で、カフェラテやコルタードとは異なる独特の味わいを楽しめます。

その特徴や由来、他のエスプレッソドリンクとの違いについて詳しく見ていきましょう。

特徴

ジブラルタルの最大の特徴は、濃厚なエスプレッソと温かいスチームミルクのバランスです。

通常、1オンス(約30ml)のエスプレッソに対して、3〜4オンス(約90〜120ml)のスチームミルクを使用します。ミルクはラテアートのような泡立てはせず、なめらかに温めるだけ。これにより、エスプレッソの風味を十分に感じられながら、ミルクのまろやかさも楽しめる絶妙な味わいが生まれます。

ガラスの器に注がれる姿も美しく、視覚的な楽しみも提供してくれます。

由来

ジブラルタルの名前の由来は、この飲み物が最初に提供された器にあります。サンフランシスコのブルーボトルコーヒーで、リーバイ・フェリックスというバリスタが、ジブラルタル・グラスと呼ばれる厚手の四角いガラスの器でエスプレッソとミルクを提供したことから、この名前が付けられました。

ジブラルタル・グラスの特徴である厚みと形状が、飲み物の温度を保ち手に馴染むため、コーヒーを楽しむ体験をさらに豊かにします。この独特な器と飲み物の組み合わせが、多くのコーヒー愛好家の心を掴んでいます。

カフェラテとの違い

ジブラルタルとカフェラテの主な違いは、ミルクの量と泡立て方にあります。

カフェラテは通常、エスプレッソにスチームミルクを加え、その上にミルクフォームを乗せます。ミルクの量もジブラルタルより多く、エスプレッソに対して5〜6倍のミルクを使用します。

一方、ジブラルタルはミルクフォームを使わず、スチームミルクのみを使用し、その量もカフェラテより少なめです。このため、ジブラルタルはエスプレッソの風味がより強く感じられ、濃厚な味わいを楽しめます。また、提供される器も異なり、ジブラルタルは特徴的なガラスの器で提供されます。

コルタードとの違い

ジブラルタルとコルタードは、どちらもエスプレッソとスチームミルクを使用する点で似ていますが、いくつかの違いがあります。

コルタードはスペイン語で「カット」を意味し、エスプレッソをミルクで「カット」するように作られます。通常、コルタードはジブラルタルよりもミルクの量が少なく、エスプレッソとミルクの比率が1:1から1:2程度です。このため、コルタードはジブラルタルよりも濃厚でエスプレッソの風味が強く感じられます。

また、提供される器も異なり、コルタードは小さなグラスやカップで提供されることが多いのに対し、ジブラルタルは特徴的なジブラルタル・グラスで提供されます。

ジブラルタルの作り方

ジブラルタルとは
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ジブラルタルは、エスプレッソとスチームミルクを使った美味しいエスプレッソドリンクです。家庭でも簡単に作れますが、美味しく仕上げるにはいくつかのポイントがあります。ここでは、エスプレッソの抽出方法、ミルクのスチーム方法、そして温度と比率の重要性について詳しく解説します。

エスプレッソを抽出する

ジブラルタルの基本となるエスプレッソの抽出は、美味しさを左右する重要な工程です。

エスプレッソマシンを使用する場合、18〜20グラムの細挽きのコーヒー豆を使用し、25〜30秒かけて30〜35mlのエスプレッソを抽出します。豆の挽き具合や抽出時間、水温などを調整して、濃厚で香り高いエスプレッソを作ります。家庭用エスプレッソマシンがない場合は、モカポットやエアロプレスなどの代替器具を使用しても構いません。重要なのは、濃厚で風味豊かなエスプレッソを作ることです。これがジブラルタルの味の土台となります。

ミルクをスチームして温める

ジブラルタルに使用するミルクは、スチームして温めます。エスプレッソマシンのスチームワンドを使用する場合、ミルクを65〜70度程度まで温めます。この際、ラテアートのような細かい泡は作らず、なめらかで艶のある質感に仕上げることがポイントです。家庭でスチームワンドがない場合は、電子レンジや鍋で温めても構いません。ただし、温めすぎてミルクが焦げないよう注意が必要です。また、ミルクの種類によっても風味が変わるので、好みに合わせて選びましょう。通常の牛乳の他、豆乳やアーモンドミルクなどの植物性ミルクでも美味しく作れます。

温度と比率がポイント

ジブラルタルを美味しく仕上げるためには、エスプレッソとミルクの温度と比率が重要です。エスプレッソは抽出直後の高温のまま使用し、ミルクは65〜70度程度に温めます。この温度差により、グラスに注いだ際に美しい層が作られます。

エスプレッソとミルクの比率は、一般的に1:3〜1:4程度が推奨されます。例えば、30mlのエスプレッソに対して90〜120mlのスチームミルクを使用します。ただし、この比率は好みに応じて調整可能です。より濃厚な味わいを好む場合はミルクを少なめに、まろやかさを求める場合は多めにするなど、自分好みの比率を見つけることが大切です。

ジブラルタルの美味しい飲み方

ジブラルタルとは

ジブラルタルを最大限に楽しむには、単に飲むだけでなく、飲み方にもこだわりが必要です。適切なグラスの選択、相性の良い食べ物との組み合わせ、そして使用するコーヒー豆の種類など、様々な要素が美味しさを引き立てます。

ここでは、ジブラルタルをより美味しく、より楽しく飲むための方法を紹介します。これらの方法を試すことで、ジブラルタルの魅力をさらに深く味わえるでしょう。

ジブラルタルグラスで飲む

ジブラルタルを本格的に楽しむなら、専用のジブラルタルグラスがおすすめです。

このグラスは、厚手の四角い形状が特徴で、手に馴染みやすく、飲み物の温度を保ちます。グラスの厚みは、飲み物の温度を長時間キープし、最後の一口まで美味しく飲めます。また、四角い形状は、エスプレッソとミルクの層が美しく見える利点があります。グラスの透明感を通して、コーヒーの濃い褐色とミルクの白さのコントラストを楽しめます。

ジブラルタルグラスを使うことで、視覚的な楽しみも加わり、より豊かなコーヒー体験が得られます。

チョコレートと合わせる

ジブラルタルの濃厚な味わいは、チョコレートと非常に相性が良いです。特にダークチョコレートを合わせると、コーヒーの苦味とチョコレートの甘みが絶妙なバランスを生み出します。

チョコレートを少しずつ口に含みながらジブラルタルを飲むと、味わいの変化を楽しめます。また、チョコレートの風味がジブラルタルのミルクの甘さを引き立て、より複雑な味わいを生み出します。チョコレートの他にも、ナッツ類やビスコッティなどの焼き菓子も良く合います。

これらのペアリングを試すことで、ジブラルタルの新たな魅力を発見できるでしょう。

深煎りの豆を使う

ジブラルタルには、深煎りのコーヒー豆を使用するのが一般的です。

深煎りの豆は、強い香りと濃厚な味わいが特徴で、ミルクと混ざっても豆本来の風味を失いません。特に、チョコレートやナッツのような香りを持つ豆が適しています。例えば、ブラジルやコロンビアの豆がよく使用されます。

深煎りの豆を使うことで、エスプレッソの濃厚さがミルクによって和らげられつつも、コーヒーの風味がしっかりと感じられる絶妙なバランスを楽しめます。ただし、豆の選択は個人の好みによっても変わるので、様々な種類の豆を試してみることをおすすめします。

ジブラルタルに挑戦してみよう

ジブラルタルは、エスプレッソの深い味わいとミルクのまろやかさが見事に調和した、贅沢な一杯です。この記事を参考に、ぜひご自宅でジブラルタル作りにチャレンジしてみてください。お好みのアレンジを加えて、あなただけの特別なコーヒータイムを楽しんでください。

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